車のガラスコーティングの寿命は?再施工の頻度と注意点

愛車の美しさを保つためには欠かせないガラスコーティング。施工に費用が掛かるだけに、その寿命や再施工のタイミングは気になる所です。何ヶ月・何年毎に施工を頼むのが正解なのか?タイミングを見極めるポイントや、再施工時に気を付けたい点について知っておきましょう。

※ガラスコーティングとガラス“系”コーティングの違い

業者が施工するコーティングも含めて、ガラスコーティングと呼ばれているものの中には、

  • 完全無機質のガラス皮膜を形成するガラスコーティング
  • 有機物質が混在していてガラス皮膜をできないガラス“系”コーティング

の2パターンがあります。

そして、前者のガラスコーティングは耐久性があり寿命も長いですが、後者のガラス系コーティングは耐久性は決して高いとは言えず、その寿命も長くありません。車の使用状況や保管状況によりますが、数ヶ月で劣化が始まり、1年も経たずに剥がれてしまうコーティング剤がほとんどです。

なので、今回の記事を読んでガラスコーティングの寿命を覚えていただく前に、あなたの車に施工したコーティングは完全無機質のガラスコーティングなのか、それとも、有機溶剤が混在しているガラス系コーティングなのか、まずはその確認を行なっていただきたいです。

そして、今回の記事では一般的に流通量が多いガラス系コーティングに関する内容で解説します。

1. 車のガラス系コーティングの寿命はどのくらいか?

ガラス系コーティングはポリマーコーティングと比較して耐久性が高いですが、ガラス系コーティングは必ず寿命がきます。衝突による損傷やかすり傷などの衝撃によるダメージはもちろん、他にも寿命を削ってしまう要素があります。

長い間走行を繰り返していれば、雨・風・小石・土等によってダメージが蓄積されて行きます。また、洗車をよくする方であれば、その時に付いた傷が蓄積される場合もあります。特に、業者ではなく自分で洗車を行っている方は、その方法によっては大きなダメージを負わせているかもしれません。

1-1. ガラスコーティングもメンテナンスが必要

ガラスコーティングとはそもそも、薄いガラス繊維を表面に結合する事を指します。ガラスの寿命は半永久と言われていますが、車のガラス系コーティングはガラス繊維以外の要素も含まれており、それらの有機物質の劣化が原因でコーティング被膜が剥がれてしまいます。

ガラス系コーティングの寿命は、一般的に3~5年と言われていますが、実情は半年〜1年ほどで剥がれ落ちてしまうものがほとんどです。依頼する業者や使用する成分によって大きく異なりますが、ガラス系コーティングで3年以上持つということはまずあり得ません。その前に紫外線や排ガスなどの影響で寿命がきてしまいます。

よく、中古車屋さんやディーラーで5年間・10年間持続すると宣伝されている事もありますが、実際はそれ以前に劣化が始まり、寿命が来ると考えておいた方が良いでしょう。

そもそも、何を持って寿命とするのかにもよります。人によっては、ツヤが目立たなくなって来たタイミングを寿命と判断する方もいるでしょう。その場合寿命は更に短くなり、半年で再施工となります。

2. ガラス系コーティングを施工する際の注意点

ガラス系コーティングを取り扱う業者は、主に「ディーラー」か「専門店」の2つに分けられます。新車を購入した際に合わせて施工した場合は、ディーラーで行ったと言う方も多いでしょう。

しかし、世の中にはガラスコーティングを専門で取り扱っている会社も複数存在します。そのまま何も考えずにディーラーで続けてしまうよりも、視野を広げてお店を選んでみるがおすすめです。

また、ディーラーのガラスコーティングは、実情ほとんどの場合が「ガラス系コーティング」ですので、本当の完全無機質ガラスコーティングを施工したい場合は、専門店に依頼することが望ましいです。

2-1. ディーラーでのコーティング施工の特徴

まず、ディーラー施工の特徴としては、新車購入時からワンスポットで行える手軽さがあります。メンテナンスのついでに行う事も出来ますし、新しく他の業者を探す手間も省けます。面倒くさがりな方や、忙しくて少しでも時間を節約したい方に向いていると言えるでしょう。

しかし、デメリットもいくつかあります。ディーラーはあくまで車の販売がメインのお店なので、施工サービスの質は落ちてしまいます。当然プロの整備士を雇ってはいますが、コーティング等のピンポイントな作業は流石に専門店に劣ってしまいます。例えば、水洗いの手軽さや汚れの付きにくさを最大限に求める場合には、ディーラーは推奨できません。

また、ディーラーでは営業担当の方とやり取りを交わしますが、施工の専門的な知識を備えていない場合が大半です。コーティングしていた事を忘れていたり、単に知識がない事から、その再施工時期を案内してもらえない事もあります。

コーティングしたことを忘れてしまい、通常通り洗車をしてから納車するようなディーラーもあると言われているので、近年はディーラーコーティングの是非を再確認する動きもあります。

2-2. 専門店でのコーティング施工の特徴

専門店での施工の特徴としては、品質が高くてコスパが良いメリットがあります。水洗いだけでサッと汚れを落とせるように加工してくれるだけでなく、その期間が非常に長く保てるようにしてくれます。

また、ディーラー施工では水垢が防げない事もありますが、専門店なら徹底してどんな汚れも防げる完成度の高いコーティングが可能です。特に、コーティング前に行う下処理作業にこだわっている点が、高品質の秘訣となっています。

デメリットとしては、料金が少し高くなってしまう点があります。しかしその分、耐久年数が長くてクオリティも高いので、コストパフォーマンスは非常に優れています。長い目で見て愛車を大切にしたいなら専門店へ、料金や手軽さを取るならディーラーに依頼するのが良いでしょう。

3. ガラス系コーティングはどのくらいの頻度で行えば良いのか?

ガラス系コーティングの寿命は一般的に3~5年で認識されていますが、実情では半年〜1年の寿命であると認識していただいた方が良いです。

この点を踏まえると、半年〜1年で再施工することが望ましいでしょう。業者や施工店は数年耐久を謳っていますが、実際は数年も持たず、耐久性の無さを実感している方も多いと思います。

ディーラーで施工する場合は、次回のコーティングについて案内してもらえない可能性があります。そのため、有効な期間はどのくらいなのかメモを取ったり、請求書を保管するなどしておきましょう。耐久期間についても曖昧な事が多いため、その年数が長ければ長いほど早めの内に再施工するよう心掛けて下さい。

3-1. カーライフによって最適なコーティングの頻度は異なる

また、普段から土埃の舞いやすい道や高速道路をよく走行するなど、環境の影響を受けやすい場合は頻度が高くなるので注意しましょう。車を屋外に駐車する時間が長い方に関しても同じです。

ただ、素人目ではいつ寿命が来るのかを簡単に判別する事はできません。ガラス膜が剥がれて来て、愛車が傷ついてしまってからでは手遅れになる可能性もあります。これを解決するには、専門店で点検してもらうのがベストです。

施工するお店やメニューの内容、それから車の使用環境によって、劣化し始める時期を見極めるのがポイントです。どうしても細かい状況を知りたい場合は、専門店のプロに確認してもらいましょう。

4. 再施工後のメンテナンスの注意点

ガラス系コーティングは、プロに任せたからと言って安心してはいけません。その後のメンテナンスによって、機能性や見た目に大きく影響が出てきます。メンテナンスを一度もしないままだと、必ず保証されていた耐久期間を下回ってしまうでしょう。中にはメンテナンスに来店してもらう事が必須のお店もあるので、それほど重要であると言う事は覚えておいて下さい。

代表的なメンテナンス例に、専用のクリーナーで磨くと言うものがあります。ガラス膜に付着した汚れや雨粒の痕を綺麗に落とし、膜を美しく保つ事ができます。この道具はカーアイテムとして市販で売られているので、自分でメンテナンスを行えます。ただし、自分で管理する場合にはいくつか注意が必要です。

まず、コーティング部分を傷付けないようにするため、洗う際にはブラシなどの硬い道具を使わないようにしましょう。いくら綺麗に車を扱って来たとしても、洗浄時に傷付けてしまっては元も子もありません。

拭き上げの際にも普通のタオル類は使用せず、マイクロファイバー繊維の布などを使って下さい。普通の繊維だと逆に摩擦によって傷が入る恐れがあるため、なるべく細かな繊維のクロスで拭き取りましょう。店舗にお願いすれば、これらを徹底した上で高圧洗浄などもしてくれるので、不安な方はお店に頼みましょう。

コーティング車のメンテナンス方法は「コーティング車は本当に水洗いで良い?洗車方法と注意点まとめ」こちらの記事を参考にしてください。

5. コーティングは日々のメンテナンスで寿命UP!

ガラスコーティングには具体的な寿命は存在せず、車の乗り方や走行場所・駐車場所の環境などで大きく変化します。業者のプロに依頼した場合でも、言われた耐久年数通りに機能性が保たれるとは限りません。早い時期から再施工してもらう事も大切ですが、メンテナンスによって耐久性を維持する事も忘れないようにしましょう。

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ABOUT監修・執筆

里見昌幸

ラスコジャパン開発部 部長

車業界20年。自動車オイルメーカーや自動車塗装業、カー用品全国NO.1店などを経験し独立。高級車や旧車をさらに魅力的に大切にキープする方法にフォーカスする。2007年に立上げた「極み洗車の匠」は、ランボルギーニ、フェラーリ、ベントレー、マセラティ、ポルシェ、アルピナ、BMW、アウディ、アルファロメオ、レクサスなど、コーティング後の劣化やキレイにならない洗車で困っている、意識の高いクルマ好きの最後の駆け込み寺的にもなっている。