事故で車が廃車になった場合の対処法はこれ!

交通事故等で車の損傷が激しく、修理も難しい状況になって廃車にせざるを得ない場合、どういった対処をしたら良いかわからない人も多いと思います。そこで今回は、事故が起こり廃車になった場合の対処法についてくわしく説明していきます。

 

1. 事故で車が廃車になった場合

交通事故等で、車が廃車になった場合は自分で廃車手続き等を行う方法や、専門の業者に引き取りを依頼する、または買い取ってもらう等の方法があります。

以下それぞれくわしく見ていきます。

1-1. 自分で廃車手続きをする場合

自分で廃車手続きをする場合は、以下の手順を踏む必要があります。

  1. 専門の解体業者へ解体を依頼して証明書を受け取る
  2. 廃車に必要な書類を陸運局や市役所などで揃える
  3. 陸運局専用窓口でナンバープレートを返却する
  4. 申請書類をまとめて陸運局の専用窓口へ提出する
  5. 自動車税の抹消申告手続きを陸運局の税申告窓口で行う
  6. 自賠責保険料の還付手続きを契約した保険会社に連絡して行う

自分で手続きを行うことで、保険料や自動車税、重量税の還付を受けることができますが、注意したい点はもし車の損傷がひどく車が動かない場合は、解体業者へ持参する際に費用がかかるケースがあります。

解体費用は1、2万円程度が相場と言われていますが、さらに抹消登録費用や、リサイクル料金を払っていない場合はその分も請求されるケースがあります。そして陸運局は平日のみ手続きが可能なので時間が取れない人は代行を依頼することになります。

1-2. 専門業者に引き取ってもらうまたは買い取ってもらう

業者によっては、無料で廃車を引き取ってもらえるところもあります。ただし車の引き取り代金や税金の還付と相殺される仕組みで、できれば買い取ってもらえる専門業者を見つけた方が良いでしょう。

中には「廃車ラボ」や「廃車王」、「廃車ドットコム」という廃車専門の買取業者が存在します。通常引き取りにかかる解体料や車の抹消登録手続きも無料でしてくれる上に、なお税金等の還付も可能です。

廃車専門の買取業者であれば、解体した後のパーツや鉄、アルミ等の素材として査定してくれるので廃車同然の状態でも値段がつくケースがあり、一番ベストな方法といえるでしょう。

手順としては、サイトまたは電話で査定申込をすると査定金額の連絡が業者から来て、金額合意後、車の引き取り日を決めて引き取ってもらいます。そして必要な書類を準備して業者に廃車手続きを代行してもらい、「抹消登録証明書」と「使用済自動車引取証明書」を受け取って完了となります。

1-3. 廃車後はどうなるのか?

そもそも廃車にするとはどういうことなのでしょうか?多くの人が「廃車=スクラップ」にするとイメージしがちですが、廃車とは正確に言うと、「車の車歴の抹消」のことを指します。

さらに「車の車歴の抹消」は2種類あり、永久抹消登録と一時抹消登録があります。一時抹消登録をした廃車は後で再登録して使用することが可能です。

一時抹消登録は手続きを行わないと、廃車扱いになった車に乗らなくても継続して税金を納める必要が出てくるのでしっかりと手続きをしましょう。

よって専門業者に依頼する際には、どちらかの登録の種類を選択することによりスクラップにするか、しないかが分かれてくるといえます。

①永久抹消登録は代行してもらえる

廃車専門業者は永久抹消登録を代行してくれる業者もあります。専門業者は廃車を買取後、解体専門業者に依頼して廃車をスクラップにし、解体報告日を陸運局へ報告します。

この手続きはリサイクル法によって定められており、永久抹消登録の手続きの際に必要書類に解体報告日を記載し、手続きが完了となります。この一連の手続きを既述のとおり自分でもできますが業者に代行もしてもらえます。尚、永久抹消登録をすると再登録は不可となります。

②解体された廃車はリサイクルされる

解体業者は、エアバッグ類やシュレッダーダスト、フロン類等を自動車メーカーや輸入業者等に引き渡して再利用されます。まだ活用出来る部品は中古品として海外等に流通され、その他は鉄やアルミとして資源のリサイクルがされます。

日本ではこのリサイクル法が確立され、高い技術で廃車の処理をして車の不法投棄を防ぎ、環境保護に取り組んでいるのです。

2. 専門業者を選ぶ基準は?

廃車にする際には、専門業者に買い取ってもらうのがベストということですが、では一体専門業者はどういった基準で選べばよいのでしょうか?

廃車にする際に、車の解体作業が行われるわけですが、これは一般の人ではできません。きちんと国の許可を得た業者でないとできないことになっています。使用済みの車から部品を取り外したり解体する際には「解体業の認可」が必要です。

またスクラップにする際にはせん断や圧縮プレス、破砕といった作業も必要なことから「破砕業の認可」も必要となるので、専門業者がそういった正式認可を受けている業者と提携しているかをしっかりと見る必要があると言えるでしょう。

もうひとつは自動車リサイクル法に沿ったスクラップ処理をきちんとしているかどうかです。最近は自動車リサイクル法が整備されて、以前のような車の不法投棄が減ってきましたが、専門業者がリサイクル法にきちんと沿った専門的技術での廃車処理をしっかりと行っている業者を選択するべきだといえるでしょう。

中には自治体からきちんと許可を受けて実施している業者もあるので、実績面をよく見て判断しましょう。

3. 廃車にするかどうかの判断基準

もし事故にあって車の損傷があっても、修理してから売却したほうが高く売却できるのではないか?と考える人もいますが、それはケースバイケースです。

軽いへこみや傷程度でしたらもちろん修理して乗り続けた方がよいですが、エンジンや足回りの損傷、骨格の修正が必要な場合、水没等になると保険では全ての修理がむずかしくなってしまうケースがあります。

そして、修理したとしても修理歴がのこると、査定の際にごまかしがきかず思った以上に低い買取価格になる場合があります。

また電気系統の故障やサビ等、見えない部分の故障は安全性にも関わってきます。一つの目安としては、古い型式で、エンジンや足回りの損傷、骨格の修正が必要な場合、水没等で大きな修理が必要な場合は、事故車、廃車専門業者で一度査定をしてもらうと良いでしょう。

4. まとめ

事故で車が廃車になった場合は、自分で廃車手続きを行うか、専門の業者に引き取りまたは買取を依頼する方法があります。

自分で廃車手続きをする場合は、解体業者から証明書を受け取り、最寄りの陸運支局で手続きを行い、保険会社に解約の連絡をします。場合によっては解体費用等を請求されるケースもあります。

専門の業者に引き取りまたは買取の場合は、引き取り代金を税金の還付と相殺されたりする場合もあるので1番は買い取ってもらう事がベストと言えるでしょう。中には廃車専門の業者もあり、抹消登録の手続き代行や税金の還付も受けられます。

廃車の際は永久抹消登録と一時抹消登録をのどちらかを選択する必要があります。一時抹消登録は後日再登録が可能です。永久抹消登録後、車はリサイクル法に準じて鉄やアルミの資源として再利用されます。

専門業者を選ぶ際には、解体業の認可や破砕業の認可を受けている業者と提携をしているかどうか、リサイクル法に従って適切に処理を行っているかどうかを見極める必要があります。

廃車にするかどうかは判断に迷う所もありますが、車の骨格損傷や水没により足回りやエンジン等の大規模な修正が必要な場合は一度査定に出してみると良いでしょう。