車のボディについた白い汚れの落とし方と放置すると危険な3つの理由

車のボディに付いたシミや魚のウロコのような白い汚れに困っている方が多くいらっしゃいます。その理由は、いくら洗車をしても落とせないからです。

強く擦ってみると多少は綺麗になりますが、かえって傷ができてしまったり、いつのまにか白い汚れが増えてしまうこともあります。

そこで今回は、こうした汚れを綺麗さっぱり洗い落とす方法をご紹介します。車のタイプによって方法が違いますので、あなたの愛車にあった方法を選んでください。

そして、できるだけ早く洗い落としてください。この白い汚れを放置していると愛車にダメージを与えてしまい、修復するために高額な費用がかかることもあるからです。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、実際に取り組んでいきましょう。

1. 車のボディについた白い汚れの落とし方

車のボディについた白い汚れを落とす方法は、次の2つの場合で詳細が異なります。

  • コーティング施工車
  • ワックスがけ、簡易コーティング、コーティングなしの車

それぞれのお車にあった方法で綺麗に取り除いていきましょう。

1-1. コーティング施工車の場合

ステップ1:コーティングの保証内容を確認

ディーラーやコーティング業者でコーティングを施工している場合には、保証がついていることがあります。まずは、その内容を確認してください。保証対象外の方法で車をメンテナンスしてしまうと、保証が受けられなくなる場合があるからです。

ステップ2:専用のメンテナンスキットで洗車

次に、コーティング専用のメンテナンスキットが渡されていれば、こちらで洗車をします。軽い汚れの場合にはこれで綺麗に落とすことができますし、もちろん保証にも差し障りがないので安全です。

具体的な使用方法は、各メンテナンスキットの取扱説明書を確認するようにしましょう。もし、これでは綺麗にならなかった場合や、メンテナンスキットがない場合には、次のステップに進みます。

ステップ3:施工業車へ相談する

メンテナンスキットで綺麗にならない場合でも、強引に擦ったりしないようにしてください。傷が付くだけで綺麗にすることはできません。こうした場合には、コーティングを施工した業者へ相談するようにしましょう。

あまりにも汚れがひどい場合には、コーティングが正しく施工されていない可能性もありますので、車の状況を判断して再施工されることがあります。

また、施工から時間が経っていれば、コーティングの効果がなくなっていることが汚れの原因になっている可能性もあります。もし、業者で再施工するのであれば、下地処理の際に白い汚れも落とします。今後はDIYでのコーティングを考えているのであれば、次にご紹介する方法を試していただくといいでしょう。

1-2. ワックスがけ、簡易コーティング、コーティングなしの場合

ステップ1:通常の洗車

はじめに普段行なっている洗車をして、ホコリや砂などの余分な汚れを落としましょう。

ステップ2:クリーナーで白い汚れを除去

イオンデポジットクリーナー、雨ジミ除去剤といったケミカル用品を使用しましょう。コンパウンド(研磨剤)の含まれていないタイプを選ぶようにしてください。

使用方法は非常に簡単で、クリーナーをクロスやスポンジにつけて磨くだけです。1度で綺麗にならない場合には、数回に分けて作業をしてみましょう。

クリーナーを使った後は、洗車をして綺麗に洗い流してください。これでも汚れが取りきれない場合には、次のステップに進みます。

ステップ3:コンパウンドで磨く

コンパウンドとは研磨剤のことです。クリーナーでは取りきれない汚れはこちらで削り落とすことになります。

クリーナーの使用によって汚れは薄くなっているはずですので、鏡面仕上げ用の超微粒子タイプのものを用意してください。粒子の粗い方が研磨力は強いのですが、ボディに傷をつけたり塗装にダメージを与える可能性があります。そのため、クリーナーと併用する場合には、微粒子タイプがいいでしょう。

また、油性と水性のものがありますが、水性タイプがおすすめです。研磨後に行う仕上げが綺麗にできるからです。

使用方法は、コンパウンド剤をウエスやスポンジにつけて汚れを磨きます。円を描くようにするとムラになるため縦、横に磨くようにしてください。また、ポリッシャーが使える方は、汚れの範囲が広い場合に利用するといいでしょう。

コンパウンド磨きが終わったら、もう一度洗い流してください。

ステップ4:ワックスがけ、簡易コーティング

クリーナーやコンパウンドを使用した場所は、ワックスや簡易コーティングも一緒に取り除かれています。コーティングを落とさないと謳っているタイプでも落ちていることが多いでしょう。

そのため、ワックスがけや簡易コーティングで仕上げるようにしましょう。

2. 車のボディに付いた白い汚れを放置すると危険な3つの理由

車のボディに白い汚れを見つけたら、できるだけ早く取り除かなくてはなりません。放置していると次の3つの危険があるからです。

① 汚れが蓄積して取れなくなる

この白い汚れは、時間が経つとともに洗車では落とすことができなくなってしまいます。つまり、放置すればするほど白い汚れが増えてしまい、魚のウロコのような模様になってしまうのです。

② コーティングの効果がなくなってしまう

汚れを放置しているとボディーの表面だけではなく、コーティングにまで浸潤していきます。そのため、コーティングが効果を発揮しなくなってしまいます。

特にガラスコーティングの場合には、汚れを防ぐ効果がなくなってしまうため、より一層白い汚れもできやすくなり悪循環になります。コーティングのダメージが大きかったり広範囲に及んでいる場合には、コーティングをやり直す必要性も出てくるため、高額な費用もかかってしまいます。

③ ボディの塗装が剥がれてしまう

さらに、コーティングだけではなく、ボディ本体の塗装にまで浸潤してしまうこともあります。ここまでくると塗装の補修が必要になるため、いくら洗車をしても無駄になります。ボディの補修となれば、再コーティング以上に費用もかかってしまうでしょう。

3. 車のボディに付く白い汚れを防ぐ方法

できるだけ早く汚れを取り除く必要性は理解していただけたかと思いますが、そうは言っても忙しくて時間がない方も多いでしょう。そんな時におすすめの予防策があります。

3-1. 白い汚れの正体は「イオンデポジット」

まず、ボディに付く白い汚れの正体は、専門的には「イオンデポジット」と言われるものです。ボディコーティングをしていても発生してしまいます。

これを防ぐには発生原因から確認する必要があります。それは、ジュースをこぼした後のベタベタ汚れと同じです。ジュースを拭き取ったはずなのに、ベタベタが取れない経験したことがあると思いますが、あれは水分は拭き取ったのに糖分だけが残ってしまうことが原因です。

イオンデポジットの場合には、雨や水に含まれている水酸化ナトリウムやカルシウムがそれに当たります。つまり、雨や洗車後に濡れたまま放置していると、水分だけが蒸発してナトリウムやカルシウムがボディに残り、白い汚れ(=イオンデポジット)になってしまうのです。

シンプルに言えば、車のボディに付いた白い汚れの正体は、雨や洗車時の「水」だということです。よく思い出してみると、雨が降った後や洗車後に白い汚れが目立つのではないでしょうか。

・ウォータースポットや水垢との違い

イオンデポジットと間違えやすいものとして、ウォータースポットや水垢汚れがあります。これらを区別せずに扱われることもありますが、発生原因が違うため、洗車方法も異なります。

詳しくは、こちらの記事でチェックしてください。「車のコーティング後にできる水垢の原因と落とし方まとめ

3-2. イオンデポジット予防策3選

イオンデポジットを予防するためには、車を濡れたままにしないことがポイントになります。そのためにできるおすすめの予防策を3つご紹介します。

① 雨が降った後は素早く洗車をする

一つ目は、雨が降った後にはできるだけ素早く洗車をすることです。雨を拭き取るだけではだめなのかと疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、水洗いでも良いので洗車をする方が良いでしょう。なぜなら、砂やホコリなどが付いたまま拭き取ってしまうと、ボディに傷ができてしまうからです。

ホースや高圧洗浄機、または普段から洗車機を利用している方は洗車機に通しても構いません。砂やホコリなどを取り除いてから拭き取りましょう。

② 洗車をする時間帯や拭き残しに気をつける

イオンデポジットは洗車によって作られてしまうこともあります。そのため、洗車業者によっては、イオンデポジットの原因となる不純物を含まない真水で洗車するところもあるくらいです。

洗車時にイオンデポジットができやすい理由としては、水がすぐに蒸発してしまったり、水分の拭き残しがあるからです。そのため、洗車時には次の3つのポイントに注意しましょう。

・気温の低い朝に洗車をする

夕方でも良いのですが、暗くなってからでは車が綺麗になったことを確認することができませんし、磨き傷を作ってしまう原因にもなります。明るくて気温の低い時間帯に洗車をしましょう。

・ボディが冷めてから洗車する

時間帯だけではなく、ボディが熱い状態でもすぐに水分が蒸発してしまいます。そのため、洗車前にボディを冷ますようにしましょう。ホースや高圧洗浄機を使って水をかければOKです。砂やホコリを洗い流す目的もありますので、ボディーの上から下に向かって行いましょう。

・2度拭きと乾燥

洗車の仕上げの拭き取りは、1度で綺麗にすることは難しいものです。そのため2度拭きをして、拭き残さないようにしましょう。2度目は乾いたクロスで乾拭きすると綺麗になります。

また、ドアの内側など外からは見えない部分にも水が溜まっています。これらをそのままにしていると、走行中に流れ出してしまいますので、細部まで拭き取ると良いでしょう。その後、すべてのドアを開けて乾燥させるとベストです。

より詳しい洗車方法は、以下の記事も参考にしてください。特にコーティング車の場合には、コーティングにダメージを与えないためのポイントがありますので、ぜひチェックしてみましょう。

③ 撥水、親水コーティングを利用する

車が濡れなければイオンデポジットが生じることはありません。しかし、現実的には不可能です。そこで、水切れをよくするための撥水、もしくは親水コーティングを利用しましょう。

特に黒などの濃色車の場合には、親水性の方がいいと言われていますが、それぞれメリット、デメリットがありますので、こちらの記事も参考にして選んでいただくといいでしょう。

コーティング剤の種類としては、ワックスやポリマーコーティングでも良いのですが、耐久性が低くく雨に濡れると流れ落ちてしまうため、頻繁なメンテナンスが必要になります。

おすすめは、ガラスコーティングです。耐久性が高く、水洗いだけでも綺麗に維持することができるからです。

ボディコーティングについて詳しく知りたい方や、最適なコーティングを見つけたい方は、こちらの記事もぜひ確認しておきましょう。

4. まとめ

車のボディに付いた白い汚れの正体はイオンデポジットと言われるものです。その原因は、雨や洗車後に濡れたままにすることです。

この汚れを落とすためには、コーティング施工車は専用のメンテナンスキット、それ以外の車にはイオンデポジット用のクリーナーを使用しましょう。

また、イオンデポジットを放置してしまうと汚れが落ちないどころか、コーティングやボディの塗装にダメージを与えてしまいます。早目に洗車をすることはもちろんですが、撥水コーティングなどで予防することがおすすめです。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、ボディに付いた白い汚れを取り除きましょう。

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ABOUT監修・執筆

里見昌幸

ラスコジャパン開発部 部長

車業界20年。自動車オイルメーカーや自動車塗装業、カー用品全国NO.1店などを経験し独立。高級車や旧車をさらに魅力的に大切にキープする方法にフォーカスする。2007年に立上げた「極み洗車の匠」は、ランボルギーニ、フェラーリ、ベントレー、マセラティ、ポルシェ、アルピナ、BMW、アウディ、アルファロメオ、レクサスなど、コーティング後の劣化やキレイにならない洗車で困っている、意識の高いクルマ好きの最後の駆け込み寺的にもなっている。