愛車のマフラー汚れの落とし方と放置していると危険な3つの理由

車のマフラーは黒く汚れたり、錆ついたり変色することがよくあります。ボディーは綺麗なのにマフラーの汚れが目に付いたり、カスタムしたマフラーが格好悪くなっていないでしょうか。

今回は、そんなマフラー汚れの落とし方を詳しくご紹介していきます。マフラーの材質によって方法や注意点が異なりますので、こちらの記事で確認してから安全に作業を進めるようにしましょう。

さらに、マフラーの汚れは愛車の故障が原因になっている可能性もあります。特に、黒ずんだ煤(すす)汚れがひどい場合には要注意です。安全な車に気持ちよく乗ったり、カスタムに失敗しないためにも、ぜひ最後まで読み進めてください。

1. 車のマフラー汚れの落とし方

車のマフラー汚れの原因は、主に排気ガスからでる煤(すす)で黒くなったり、マフラー本体の錆びや焼けによって茶色く変色することです。これらの汚れの落とし方をわかりやすくお伝えします。

ただし、マフラーに使われている材質にはステンレス、チタン、スチール(鉄)などの種類があるため注意が必要です。特にステンレスやチタンの場合には、研磨剤などで強く磨いてしまうと傷だらけになってしまい、綺麗になるどころか格好悪くなってしまうからです。今回は、材質ごとに分けてご紹介しますので、愛車のマフラーに合わせて選ぶようにしましょう。

もし、どんな材質かわからない場合には、磁石を使って見分けることができます。愛車のマフラーに磁石が引っ付けばスチール(鉄)です。引っ付かない場合にはステンレスやチタンになります。ステンレスとチタンの見分け方は難しいので、販売店に確認したり、カスタムしている場合には取扱説明書などで確認するようにしましょう。

それでは具体的な方法を確認していきましょう。

注意:マフラーの汚れを落とす場合には、必ずマフラーが冷えていることを確認してから作業するようにしてください。

1-1. ステンレスマフラーの場合

ステップ1:中性洗剤で洗車

まずは、家庭用の中性洗剤を薄めたものを利用して洗車しましょう。煤や錆び以外の汚れを落とすためです。

また、日常的な洗車時にも中性洗剤を利用するといいでしょう。洗車後は、十分にすすいでください。

ステップ2:ステンレスマフラー用の研磨剤で磨く

中性洗剤で落とせない汚れは、ステンレスマフラーに対応している研磨剤を使い、ウエスや古くなったTシャツなどで磨くと綺麗に落とすことができます。

例えば、ヨシムラのステンマジックなどはステンレスマフラー専用品なのでおすすめです。ただし、酸性の製品ですので、作業を行う場合には必ずゴム手袋を着用しましょう。

ステップ3:研磨剤を洗い流す

マフラーが綺麗になったら、最後に研磨剤をしっかりと洗い流してください。

1-2. チタンマフラーの場合

ステップ1:中性洗剤で洗車

ステンレスマフラーの場合と同じように、まずは中性洗剤を薄めたもので洗車をしてください。日常的なメンテナンスにも利用しましょう。

ステップ2:パーツクリーナーで拭く

中性洗剤で落とせない汚れは、パーツクリーナーを利用して拭き取るようにしましょう。

ステンレスマフラーの汚れ落としでご紹介したステンマジックなどは使用しないでください。研磨剤の含まれているものを使用すると、チタンの焼き色が落ちてしまうため、せっかくの風貌が台無しになってしまうからです。

1-3. スチール(鉄)マフラーの場合

ステップ1:金属磨き剤で磨く

マフラーについたホコリや砂などを落とした後に、金属磨き剤を利用して磨きましょう。ウエスや使い古したTシャツなどを用意して磨くといいでしょう。

金属磨き剤はメジャーなのものとして、ピカールという商品があります。カー用品店やホームセンターでも気軽に手に入りますので安心してください。

ステップ2:スチールウールを併用する

汚れがしつこい場合には、スチールウールを併用するといいでしょう。ホームセンターや100円ショップでも手に入ります。

金属磨き剤をつけたスチールウールでマフラーを磨きましょう。

ステップ3:乾拭き

磨き終わったら、最後に乾拭きをすると綺麗に仕上がります。

2. もしかして故障?!愛車のマフラー汚れを放置していると危険な3つの理由

マフラーは金属パーツですし、高温になるため、錆や焼けて変色することはある程度仕方がありません。しかし、今回の方法で汚れを落とした後でも、すぐに黒い煤汚れが目立つ場合には注意してください。もしかしたら、愛車の故障が原因かもしれないからです。

特に高年式の車の場合には要注意です。それは、次のような3つの理由があるからです。

① 高年式の車はマフラーが煤汚れで真っ黒になることはない

マフラーが煤で黒く汚れてしまう原因は、排気ガスに含まれている炭化水素(HC)です。しかし、この炭化水素は有害物質の一つであるため、通常は空気中に排出される前に触媒装置を通して浄化させています。

特に高年式の車の場合には、自動車排出ガス規制をクリアしているため、愛車のリアガラスに低排出ガス車を証明するステッカーが貼られているのではないでしょうか。

つまり、通常は真っ黒に汚れるほどの煤は出ないのです。

② エンジンやマフラーの故障かもしれない

自動車排出ガス規制をクリアしている車にも関わらず、マフラーの煤汚れが目立つ場合には浄化作用が働いていないため、触媒を含むエンジンやマフラーなどの故障の可能性があります。

その他にも、ガソリンの不完全燃焼が起きていたり、エンジンオイルの消費やスパークプラグの異常も考えられます。

③ カスタム後のメンテナンス不良

吸排気系のカスタムやECUのチューニングをされている場合には、メンテナンスや調整不足により煤汚れが生じているかもしれません。例えば、燃調が濃くなっているせいで、煤が溜まりやすくなっている可能性があります。

3. 愛車のマフラーが煤で汚れたら確認すべき3つのこと

マフラーが煤汚れで黒くなってしまう場合には、万が一のことに備えて、早急に以下の3つのことを確認してください。

① 低排出ガス車か確認

自動車排出ガス規制をクリアしていると、低排出ガス車として認定されています。しかし、認定車にも関わらず煤汚れがひどい場合には、愛車に異常が起きている可能性があります。

認定車の確認方法としては、まず愛車のリアガラスに貼られたステッカーをみてください。下の図のようなステッカーが貼られていれば低排出ガス車です。

ステッカーがない、自分で剥がしたような気がするけど記憶が曖昧という方の場合には、国土交通省のホームページからも確認することができます。メーカー、車名、型番を控えてからチェックしてみてください。(国土交通省
※型番は車検証を見るとわかります。

② エンジンオイルを確認

今すぐできる異常の確認方法として、エンジンオイルのチェックがあります。エンジンオイルが消費されていると、煤汚れの原因になるからです。

エンジンオイルの確認方法は、自動車教習所で習っているはずですが、忘れてしまった方も多いと思いますので、その方法をお伝えします。

  1. 車を平坦な場所に停める
  2. ボンネットを開けてオイルレベルゲージを見つける
  3. オイルレベルゲージを引き抜く
  4. オイルレベルゲージに着いたオイルを拭き取る
  5. オイルレベルゲージを再度差し込む
  6. もう一度オイルレベルゲージを引き抜く
  7. オイルレベルをチェックする

オイルチェックの方法を思い出していただけたでしょうか。オイルがゲージから垂れないように注意しながら行いましょう。

オイルが減っていたり極端に少ない場合には、オイル消費が煤汚れの原因になっている可能性があります。

③ ディーラーや業者へ相談

上の項目にどちらかでも当てはまる場合には、車の購入店や車業者に相談しましょう。もちろん、当てはまらないけどマフラーがひどく汚れていたり、自分で確認することができずに不安な方も相談してください。

また、カスタムによる不具合が生じている場合にも、早めに業者などに相談するようにしましょう。

4. 「車のマフラー汚れ」まとめ

車のマフラー汚れは、排気ガスの煤や錆、焼きついた変色などがあります。今回は、マフラーの材質ごとに詳しい汚れの落とし方をご紹介しました。その方法をまとめると、次のような道具を使用するのがおすすめです。

  • ステンレスマフラー・・・マフラー専用研磨剤
  • チタンマフラー・・・パーツクリーナー
  • スチール(鉄)マフラー・・・金属磨き剤+スチールウール

ぜひ、こちらの方法で愛車のマフラーも綺麗にしましょう。

ただし、もし煤汚れで真っ黒になるような場合には、愛車の異常や故障の可能性があります。特に、低排出ガス認定車の場合には要注意です。早めに業者や販売店に相談するようにしましょう。

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ABOUT監修・執筆

里見昌幸

ラスコジャパン開発部 部長

車業界20年。自動車オイルメーカーや自動車塗装業、カー用品全国NO.1店などを経験し独立。高級車や旧車をさらに魅力的に大切にキープする方法にフォーカスする。2007年に立上げた「極み洗車の匠」は、ランボルギーニ、フェラーリ、ベントレー、マセラティ、ポルシェ、アルピナ、BMW、アウディ、アルファロメオ、レクサスなど、コーティング後の劣化やキレイにならない洗車で困っている、意識の高いクルマ好きの最後の駆け込み寺的にもなっている。