愛車の革シート汚れを落とし高級感が蘇る正しい手入れとは?

革シートはデリケートなため、下手に掃除をすると高級感を失ってしまう原因になります。せっかくの革シートを台無しにしないためにも、正しい掃除方法を身につけましょう。

車の革シートは高級感があり人気ですが、素材がデリケートなため、汚れを落とすときには注意が必要です。正しい方法を知らないと、掃除しているつもりがダメージを与えている可能性もあるからです。

また、そうした失敗をしたくないために、掃除やメンテナンス方法がわからず、手を出せない方もいるでしょう。

しかし、掃除やメンテナンスを行わないと、黒ずみやシミ、くすみや衣服の色移りでせっかくの革シートの高級感もなくなってしまいます。また、汚れを放置していれば、傷やひび割れ、ひどい場合には破れてしまうこともあります。

せっかくの革シートを台無しにしないためにも、正しい掃除方法を身につけて、日頃からのメンテナンスを心がけることがもっとも大切です。

その具体的な方法については、今回の記事で詳しくご紹介していきます。掃除方法自体は難しいものではなく、どなたでもすぐに実践できるようになっていますので、安心して読み進めてください。

1. 車に使われる革シートの種類

車に使われている革シートには、次の3種類があります。

  • 本革シート
  • 合成皮革シート
  • セミアニリンシート

それぞれ性質が異なるため、シート汚れを掃除する時には注意が必要です。正しい掃除やメンテナンスをしないと、逆にダメージを与えてしまう可能性もあるからです。

それぞれのシートの特徴や注意点を踏まえた上で、詳しい掃除方法、メンテナンス方法を確認していきましょう。

2. 本革シートの汚れの落とし方

高級車に使用されていたり、オプションとして選択することができる本革シートの魅力は、やはりその高級感です。布シートと比べると、全く車の印象が異なります。

しかし、布シートとよりも耐久性が低く、経年劣化による汚れが目立つようになります。なぜなら、車の革シートは、顔料塗装により染色されているからです。繰り返し使用していることで、この塗装が薄くなったり剥がれ落ちてしまい、汚くなってきます。

また、素材の性質上、濡れたままにしておくと、革がひび割れてしまったり、乗り降りの際に擦れて傷にもなります。さらに、油汚れにも弱く、ハンドクリームや日焼け止めも天敵です。

ここまでは、革張りのソファやその他の革製品と同じですが、車のシートの場合には、こうした汚れ以外にも、高温多湿となる車内の過酷な環境にさらされています。そこで、耐久性を向上させるために、ウレタン塗料による加工もされています。

つまり、本革シートはそれだけデリケートなものであり、正しい方法による掃除やメンテナンスが大切になるということです。

それでは、具体的に汚れを落とす方法を確認していきましょう。

ステップ1:掃除機がけ、掃き掃除

まずは、シートの砂や小石、ホコリを綺麗に取り除きましょう。そのままシートを拭いたりすると、傷の原因となってしまうからです。

掃除機をかけたり、ブラシで掃き掃除をしてください。

ステップ2:水拭き

柔らかい布やマイクロファイバークロスで水拭きをします。マイクロファイバークロスは、傷がつきにくいだけではなく、汚れをとる効果もありますのでおすすめです。

水拭きをする際には、シミにならないように、濡らしたクロスなどを硬く絞ることがポイントです。革にダメージを与えないために、水拭きの後に乾拭きしてもいいでしょう。

シートを拭くときには、傷を作らないように優しく拭きあげてください。

ステップ3:本革シートクリーナーを使う

水拭きしても取れない汚れもあります。例えば、油汚れ、黒ずみ、衣服の色移りなどです。そのような場合には、本革用のシートクリーナーを使いましょう。

車専用の市販品や純正品もありますし、その他の革製品用のものでも構いません。(一般の方が使うには純正品が安心です。理由は、メーカーがテストを繰り返し色落ちやダメージがないものを純正品としているからです。)またどのようなものを使うにしても、必ず目立たない部分で試してから使用しましょう。変色しないかよく確認してください。

また、シートクリーナーはスプレーや泡タイプのものなどがありますが、直接シートに吹き付けるのではなく、クロスに吹き付けてからシートを拭くようにしましょう。

その後、シートクリーナーで浮き上がった汚れは、綺麗なクロスなどで拭き取るようにしてください。

詳しい使用方法は、シートクリーナーの種類によっても異なりますので、取扱説明書などをよく確認してから作業するようにしましょう。

シートクリーナーを利用しても落ちない汚れや、ダメージがひどい場合には業者でクリーニングをしたり、シートリペアが必要になることがあります。無理に作業を進めればシートにダメージを与えてしまうので、一度業者へ相談するようにしましょう。詳しい内容については後述していますので、そちらも確認してください。

ステップ4:艶出し

シートがくすんでしまっている場合には、艶出し剤を使うといいでしょう。その際は、車のシート専用のものを利用するようにしてください。車の本革シートは、そのほかの革製品とは違い、ウレタン塗装がされているからです。

シートクリーナーに艶出し成分も含まれているものがありますので、そうしたタイプを利用するのもいいでしょう。

3. 合成皮革シートの汚れの落とし方

革は革でも、合成皮革(合皮)はビニールシートで安っぽいとか、フェイクレザーでカッコ悪いといわれていたため、敬遠されがちでした。

しかし、近年は高級車にも採用されるほど質感の高い合成皮革シートが登場しています。実際に、アメリカのある調査によると、本革シートだと思って乗っている人の13〜41%のシートが、実は合成皮革だったという結果が出ています。それほど合成皮革の品質・外観ともに本革に劣らないものとなっているということです。

また、外観だけではなく耐久性にも優れているため、本革シートほど気を使うこともありません。防水や防汚加工のされているタイプもありますので、メンテナンスが非常に楽なシートと言えます。

それでは、合成皮革の詳しい汚れの落とし方を確認していきましょう。

ステップ1:乾拭きもしくは水拭き

合成皮革シートの場合には、乾拭きもしくは水拭きが基本になります。汚れがついてからすぐに掃除をすれば綺麗に取れるでしょう。

水拭きをする際には、本革シートと同じようにマイクロファイバークロスを利用するといいでしょう。クロスは硬く絞ってから拭くようにしてください。

また、シートに傷がつかないように、拭き掃除の前には砂やホコリを掃除機やブラシで取り除くことも忘れないようにしましょう。

ステップ2:中性洗剤を使う

乾拭きや水拭きをしても取れない汚れの場合には、専用のシートクリーナーを使ってもいいのですが、家庭用の中性洗剤を薄めたものでも代用できます。

中性洗剤は3〜5%を目安に薄めて使用してください。2リットルの水に対して、100ccの洗剤を薄めれば、およそ5%です。

この洗浄液にマイクロファイバークロスなどをつけて硬く絞ったら、シートを拭いていきましょう。無理にこすらないようにしてください。

その後は水拭きをします。浮き上がった汚れを取り除くことと、洗剤をすすぐためです。すすぎ残しはカビなどの原因にもなりますので、仕上げに乾拭きもするといいでしょう。

汚れがひどい場合には、一度で全ての汚れを取り除こうとせずに、この作業を繰り返し行うようにしましょう。

4. セミアニリンシートの汚れの落とし方

近年、高級車に採用されているセミアニリンシートがあります。これは、本革シートと比べて、より革本来の風合いやしなやかさのあるタイプです。

本革シートは、顔料による染色によって綺麗な仕上がりになったり、ウレタン塗装によって耐久性を向上させているため、先にもお伝えしたように、合成皮革シートと仕上がりが似てきます。それと比べて、セミアニリンシートは顔料やウレタン塗装を少なくしているため、革本来の風合いとしなやかさがあるのです。

つまり、本革シートよりも掃除やメンテナンスに注意が必要だということになります。また、ジーンズなどを履いてると色移りしやすいので気を付けましょう。

それでは具体的な掃除方法を確認していきましょう。

ステップ1:砂、石、ホコリを取り除く

まずは、シートに傷をつけないために砂、小石、ホコリなどを綺麗に取り除きましょう。掃除機やブラシを使ってください。

ステップ2:専用クリーナー、メンテナンスキットを使う

セミアニリンシートは本革シートと比べても塗装が薄いため、耐水性が低くなります。水拭きはシミの原因となることがありますので、専用のクリーナーを利用してください。また、メンテナンスキットが用意されていることもありますので、車の購入店に確認してみましょう。

本革クリーナーはセミアニリンシートに対応していないものがありますので注意してください。

セミアニリンシートは本革シート以上にデリケートですので、使用方法をよく確認してから作業するようにしましょう。

5. 落とせない革シートの汚れは車業者へ!

特に本革シートやセミアニリンシートは、素材の特性上デリケートなものです。無理に掃除をするとシートにダメージを与えてしまうこともあるので、今回ご紹介した方法で落とせない汚れは、車業者へ依頼しましょう。

業者に依頼する場合には、次の2つの方法があります。

  • シートクリーニング
  • シートリペア

それぞれの特徴や費用をご紹介しますので、シートの状態に応じて選ぶようにしましょう。

5-1. シートクリーニング

シートクリーニングとは、名前の通り車のシートを掃除することです。シートの汚れ落とし、除菌、消臭など、細かくメニューが設定されていることもあるので、あなたの愛車のシート汚れに応じたメニューを選ぶことができます。自分で落とすことができなかった汚れも綺麗にできるでしょう。

料金の目安は1脚3,000円〜5,000円です。車一台分の場合には、3万円〜5万円を目安にしてください。

シートクリーニングを依頼できる業者には次のようなところがありますので、お近くの業者を探してみましょう。

  • カーディーラー(購入店)
  • 車クリーニング専門店
  • 洗車業者
  • カー用品店

ただし、革シートのクリーニングには対応していないところもあるため注意してください。

5-2. シートリペア

シートリペアとは、シートの張り替えや補修を行うことです。シートクリーニングでは綺麗にならないような傷や破れ、ひび割れや亀裂、色落ちや変色にも対応することができます。

費用については、リペアが必要な範囲によって異なりますが、1ヶ所あたり2万円前後が目安になります。

高額になりますので、事前に見積もりを取るようにしましょう。実際にお店に足を運ぶと確実ですが、電話やホームページからの見積もり、問い合わせが可能な業者もありますので上手に利用してください。

シートリペアのできる業者を探すときには、インターネットで検索するのが便利です。「カーシートリペア」と調べてみましょう。

6. まとめ

革シートの高級感を台無しにしないためには、その特徴をよく理解して、日頃から正しい掃除やメンテナンスを行うことが大切です。

今回は、革シートの種類ごとに詳しい方法をご紹介してきましたので、これを元に実践していただければ、革シートの高級感を長持ちさせることができるでしょう。

初めての場合には不安に感じるかもしれませんが、掃除やメンテナンス方法自体は難しいものではありませんので、ぜひ安心して取り組んでみてください。

ラストコーティング史上最高峰のコーティングサービス

ラストコーティング史上最高峰のコーティングサービスダイヤモンドラストコーティングは、私たち最強のガラスコーティンングを求めて最後にたどり着いたガラスコーティングです。

・最高硬度9H以上
・5年以上皮膜が剥れ落ちない
・完全無機質で紫外線による劣化を防ぐ

公的試験データ取得済みの最高品質のガラスコーティングであなたの愛車にかつてないほどの輝きと艶、強固なボディをもたらします。

ラスコジャパン公式HPを見る

無料EBOOK『まだコーティングはするな!フルアーマー車を作れるガラスコーティング選び【完全保存版】』

この本では、コーティング業界の歴史、正しい洗車の方法、ガラスコーティングの成分別の違いと正しい選び方を紹介しています。ネットではどこにも公開されていない業界の裏話やガラスコーティングの真実を余すことなく書籍にまとめられています。

この本を読めば、プロでも知らないガラスコーティングの正しい知識が身につき、業者にダマされずに自分自身で愛車に最適なガラスコーティングを選ぶことができるようになるでしょう。


 

ABOUT監修・執筆

里見昌幸

ラスコジャパン開発部 部長

車業界20年。自動車オイルメーカーや自動車塗装業、カー用品全国NO.1店などを経験し独立。高級車や旧車をさらに魅力的に大切にキープする方法にフォーカスする。2007年に立上げた「極み洗車の匠」は、ランボルギーニ、フェラーリ、ベントレー、マセラティ、ポルシェ、アルピナ、BMW、アウディ、アルファロメオ、レクサスなど、コーティング後の劣化やキレイにならない洗車で困っている、意識の高いクルマ好きの最後の駆け込み寺的にもなっている。