鉄粉除去でホイールを蘇らせる5ステップ

 

車のボディーに関する鉄粉除去方法は数多く紹介されていますが、ホイールについては、わかりやすいものがありません。

特に、始めて鉄粉除去しようと考えている方は、何を用意すればいいのか、そして、どのような手順で進めればいいのかもわからないでしょう。

間違った方法で行うと、ホイールを傷つけてしまうんじゃないかと心配な方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、ホイールの鉄粉除去方法について、ステップバイステップで詳しくご紹介していきます。

今まで洗車に慣れている方であれば、非常に簡単な作業です。もちろん、洗車が苦手な方や、これから自分でメンテナンスをしていきたいと考えている方にとっても、確実に行える作業ですので安心して下さい。

それでは早速、詳しく確認していきましょう。

ステップ1:道具を準備する

まずは、必要となる道具の準備をしていきましょう。道具選びを間違えると、満足な効果が得られなかったり、作業に時間がかかってしまいますので、しっかり確認していきましょう。

今回使用するものは、次の5つです。

  1. カーシャンプー
  2. スポンジ、ブラシ
  3. 鉄粉除去クリーナー(ホイールクリーナー)
  4. 脱脂剤
  5. ホイールコーティング剤

それぞれわかりやすく説明していきますので、買い忘れのないように準備していきましょう。

① カーシャンプー

今までに使っているカーシャンプーがあれば、そのまま使用していただければ構いません。また、新しく購入する際には、ホイール専用のシャンプーもありますので、こちらを用意してもいいでしょう。

カーシャンプーには様々な種類がありますが、コンパウンド(研磨剤)の含まれていないタイプがおすすめです。コンパウンドが含まれていると、汚れを落とす効果は高くなりますが、ホイールに傷ができるというデメリットがあります。

せっかく鉄粉汚れを綺麗にすることができても、傷がついてしまってはホイールの美観が損なわれてしまうため、商品の説明をよく確認して選びましょう。

② スポンジ、ブラシ

ホイール専用の洗車スポンジを用意しましょう。ボディーと併用するのは厳禁です。ホイール汚れが付着したスポンジでボディーを磨けば、傷ができてしまうからです。

また、ホイールも強くこすれば磨き傷ができてしまいます。そのため、洗車専用のスポンジを用意するといいでしょう。

ボディー用とホイール用を使い分けるためには、色や形状の違うものを選ぶのがおすすめです。

また、ホイールの場合には、狭い場所にも届くようなブラシタイプのスポンジもあります。もしくは、使い古した歯ブラシなどで代用してもいいでしょう。作業が効率的に進むので便利です。

③ 鉄粉除去クリーナー(ホイールクリーナー)

鉄粉除去用のクリーナーがありますので、こちらを用意しましょう。ホイールクリーナーと呼ばれることもあります。スプレータイプのものは、使用方法も簡単ですのでおすすめです。

その中には、ボディー用とホイール用が別になっている物があります。ホイール用、もしくは兼用タイプを選ぶようにしてください。

また、ホイールの材質や塗装によっては使用できないタイプがあります。誤って使用してしまうと、綺麗になるどころかホイールが傷んだり、塗装がはげてしまうこともあります。愛車のホイールの特徴と、商品の取扱説明書や注意事項を十分に確認してから購入してください。

④ 脱脂剤

脱脂剤とは、油汚れを落とすためのもので、シリコンオフとも言われます。これを利用することで、シャンプーでは落としきれない油汚れも取り除くことができます。

今回は、鉄粉汚れの予防策としてコーティングについてもお伝えしていきますが、その際に必要となります。鉄粉除去だけなら用意する必要はありませんが、今後の鉄粉除去作業を楽にするためにもおすすめします。

⑤ ホイールコーティング剤

ホイールコーティングを行うことで、鉄粉の付着を防いだり、洗い流しやすくする効果だけではなく、ホイールの光沢やツヤを出す効果もありますので、より一層綺麗に仕上げることができます。

ただし、鉄粉除去クリーナーと同様に、適応ホイールを十分に確認してから購入するようにしましょう。特殊な加工のホイールには使用できなかったり、マット塗装の場合にはツヤや光沢が出てしまうので注意が必要です。

また、コーティング剤はボディー用のものもありますが、ボイール専用のものがおすすめです。なぜなら、ボディー用と比べて、耐久性や耐熱性の高いものになっているからです。ほとんどのコーティング剤は、スプレータイプか液体タイプになっているので、初めての方でも楽に作業ができますので安心してください。

ステップ2:ホイール洗車

道具が揃ったら、まずはホイールの洗車から始めます。ホイールには鉄粉だけではなく、泥や砂などもたくさん付着しています。まずは、こうした汚れを取り除いていきましょう。

ホイール洗車の手順は、ボディーの洗車と同じです。

まずは、ホースや高圧洗浄機などを利用して、水圧で汚れを落としていきます。この時に、ホイール本体だけではなく、タイヤハウス内の汚れも綺麗に洗い流しておきましょう。タイヤハウスとは、タイヤが取り付けられているスペースのことです。

次に、カーシャンプーとスポンジなどを利用して、ホイール洗車をしていきます。ボディーとは違い、ホイールは頑丈に見えますが、強くこすれば磨き傷ができてしまうため注意しましょう。優しく磨くようにしてください。

最後にしっかりと水をかけてすすいでください。シャンプーのすすぎ残しはシミなどの原因になりますので、しっかりと洗い流すようにしましょう。

ちなみに、車全体の洗車をする時にも、ホイールやタイヤから始めるようにしましょう。順番を逆にすると、ホイール汚れが飛び散って、洗車したボディーが汚れてしまうからです。

ステップ3:鉄粉除去クリーナーを使う

ホイール洗車をすると、鉄粉以外の汚れが綺麗に落ちているはずですので、ここから鉄粉を取り除く作業を進めていきます。

その方法は非常に簡単で、用意した鉄粉除去クリーナーをホイールに吹きかけるだけです。そのまま数分経過すると、化学反応が起きて、鉄粉が浮き上がってきます。商品ごとに、吹きかけてからの待機時間が設定されていますので、よく確認してから作業を始めるようにしましょう。

ただし、ホイール以外には吹きかけないように注意してください。ボディーはもちろんですが、ブレーキ構造(ローターやタイヤパッド)にも極力かからないようにしましょう。なぜなら、ブレーキ構造の鉄と反応してしまい、悪影響を及ぼす可能性があるからです。多くの場合には、ホイールを装着したまま作業を行うと思いますので、気をつけて作業を進めましょう。

所定時間を待機したら、ホースや高圧洗浄機で洗い流していきます。バケツに汲んだ水ではすすぎ残しができますので、水圧で洗い流すようにしてください。

また、細かい隙間などにクリーナーや汚れが残らない様に、スポンジやブラシを使いながら洗い流すと効果的です。

最後に、マイクロファイバークロスなどを利用して、水分を拭き取りましょう。

ステップ4:脱脂

鉄粉除去のみであれば、ステップ3までで終了です。通常の洗車では落ちなかった鉄粉が洗い流されて、綺麗なホイールが蘇っているでしょう。

ただし、鉄粉除去作業は、車に乗り続ける以上、この先も必要になります。

そこで、一緒にホイールコーティングを行うことをおすすめします。なぜなら、鉄粉が付きにくくなったり、簡単に洗い流すことができるようになるからです。つまり、鉄粉除去作業の頻度を減らしたり、時間を短縮できるので、効率的に綺麗なホイールをキープすることができるようになります。

さらに、コーティングにはホイールのツヤや光沢を出す効果もあるため、より一層ホイールが輝いて見えるようになります。ぜひ同時に施工してみましょう。

その場合には、先に脱脂を行うようにしましょう。ホイールに油分が付着したままだと、コーティング剤の密着が悪くなり、効果を発揮できないからです。

脱脂の方法は非常に簡単で、脱脂剤を含ませたクロスなどでホイールを拭き上げるだけです。

ただし、脱脂剤は薬品ですので、取扱説明書をしっかりと確認してから使用してください。脱脂剤についての不安は、「車のコーティングは「脱脂」がポイント!目的と脱脂方法まとめ」の記事をチェックしていただければ解消することができます。ぜひこちらもご覧ください。

ステップ5:ホイールコーティング

ここまでの作業が終わっていれば、ホイールコーティングも非常に簡単に施工することができます。

ホイールコーティング剤の多くはスプレータイプとなっていますので、まずはホイールに吹きかけます。その後、クロスで塗り伸ばしながら、余分な液剤を拭き上げていきます。あとは、乾燥させるだけで施工終了です。乾燥時間いついては、各コーティング剤の説明をチェックしてください。

ホイールの鉄粉除去に関する注意点まとめ

今回ご紹介した方法を試していただければ、初心者の方でもホイールについた鉄粉を綺麗に取り除くことができます。

しかし、その作業工程がいくつもあるので不安に感じている方がいらっしゃるかもしれません。確かに、こうして文字にすると大変な作業に感じますが、実際の施工はそれほど大変のものではありませんので、安心してください。

要点をまとめると、ホイール洗車をしてから、鉄粉除去クリーナーを吹きかけるだけです。普段の洗車との違いは、鉄粉除去クリーナーを使うか使わないかということだけです。余裕がある方は、コーティングまで行えるといいでしょう。

ただ、簡単な作業とはいえ、いくつかの注意点がありました。ここまでにご紹介してきたことも含めて、大切な部分をまとめておきますので、ここだけでも確認しておけば、鉄粉除去に失敗することはなくなるでしょう。

① ホイールが冷めてから作業開始

ホイール洗車や鉄粉除去を行う場合には、ホイールが冷めていることを確認してから作業を始めてください。直前まで車に乗っていた場合には注意が必要です。

もちろん、火傷をする危険もありますが、熱を持ったホイールにシャンプーや鉄粉除去剤をかけてしまうと、シミの原因にもなってしまいます。

また、気温の高い日や直射日光の当たる場所での作業も、同じ理由で避けた方がいいでしょう。忙しくて時間の融通がきかない方の場合には、難しいことかもしれません。しかし、極力意識して作業日を選ぶと、満足な結果も得られますし、大切なホイールを守ることができます。

② 鉄粉除去剤対応ホイールの確認

鉄粉除去を自分で行うときの一番の注意点は、鉄粉除去クリーナーの選び方です。なぜなら、特殊な加工や塗装のされているホイールの場合には、対応していない可能性があるからです。誤って使用してしまうと、ホイールを傷めたり塗装まで落としてしまう危険があります。

鉄粉除去クリーナーの取扱説明書、もしくは商品説明には対応ホイールが明記されているものがありますので、必ず確認するようにしましょう。逆に、そうした記載がないものは選ばない方が安心です。

もし、ご自分のホイールに使えるかわからない場合には、専門知識のあるところへ相談しましょう。ディーラーやホイールを購入した店舗でも構いません。

また、洗車業者やコーティング業者でもいいでしょう。もし特殊なホイールだった場合でも、専門業者ならホイールを傷つけずに鉄粉を除去する技術を持っているからです。そのまま業者に鉄粉除去を依頼することもできますし、信頼できる業者なら、自分でもできる方法を教えてくれるでしょう。

③ ホイール専用クリーナーはボディーにかけない

鉄粉除去クリーナーには、ボディー専用やホイール専用に分かれたものがあります。特に、ホイール専用のタイプは、汚れや鉄粉が付着しやすい特徴を考えて作られているため、強力な除去作用を持っています。ボディーに付着すると塗装を傷めてしまう可能性があるので、ホイール以外にはかけないように注意してください。

④ ローターやブレーキパッドにもかけない

鉄粉除去クリーナーは、鉄と化学反応を起こして鉄粉を溶かし落とすものです。そのため、鉄粉のついているホイール以外にはかからないようにしましょう。

特に、ブレーキのローターやブレーキパッドには注意してください。塗装の変色や剥がれ落ちる原因にもなってしまいますし、万が一ブレーキの制動力に悪影響を及ぼしては危険だからです。

ホイールを装着したまま作業を行うことも多いと思いますので、完全には防ぎきれないと思いますが、なるべく意識をしながら作業を進めてください。

⑤ ブレーキダストの多い欧州車はこまめな鉄粉除去が必要

ブレーキダストとは、ブレーキから生じる鉄粉汚れのことです。国産車と比べると輸入車(特に欧州車)の方が、ブレーキダスト汚れがひどくなります。これは、ブレーキに使用している材質の違いによるものです。

そのため、こまめな鉄粉除去作業が必要です。ホイールの鉄粉除去作業だけなら、1時間もかからないでしょう。(もちろん、作業スピードには個人差があると思いますので、目安と考えてください。)

⑥ 焼きついた鉄粉やブレーキダストは簡単には取れない

今回ご紹介してきた方法では、どうしても取り除くことができない鉄粉汚れもあります。こうした頑固なものは、鉄粉やブレーキダストがホイールに焼きついてしまっていることが原因です。

このような鉄粉を除去するためには、酸性の強力な鉄粉除去剤の使用をすすめられることもあります。しかし、専門的な知識や技術がない方が使用するのはホイールを傷めるリスクの方が高くなりますのでおすすめできません。

どうしても取れない鉄粉汚れが気になる場合には、洗車業者やコーティング業者に相談するといいでしょう。

まとめ

ホイールの鉄粉除去には、鉄粉除去クリーナー(ホイールクリーナー)を利用しましょう。適応ホイールや、正しい使い方を確認していれば、誰でも簡単にできる作業です。

今回は、その手順や注意点について、ステップバイステップでご紹介してきました。鉄粉除去に必要な道具もわかりますし、一度試して頂ければ、二回目以降は手順を確認する必要もないほど簡単に行えるでしょう。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、愛車を足元から綺麗にしていきましょう。

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ABOUT監修・執筆

里見昌幸

ラスコジャパン開発部 部長

車業界20年。自動車オイルメーカーや自動車塗装業、カー用品全国NO.1店などを経験し独立。高級車や旧車をさらに魅力的に大切にキープする方法にフォーカスする。2007年に立上げた「極み洗車の匠」は、ランボルギーニ、フェラーリ、ベントレー、マセラティ、ポルシェ、アルピナ、BMW、アウディ、アルファロメオ、レクサスなど、コーティング後の劣化やキレイにならない洗車で困っている、意識の高いクルマ好きの最後の駆け込み寺的にもなっている。