鉄粉除去クロスの全て!詳しいメリットと効果的な使い方

 

鉄粉除去クロスとは、どのようなものをイメージされているでしょうか。大きく分けると次の2つがあります。

  • 鉄粉を除去することができるクロス
  • 鉄粉除去作業の拭き上げ時に使うクロス

どちらも同じように聞こえますが、実は別のクロスを使用します。ただ、どちらも鉄粉を綺麗に取り除くためには大切な道具になります。正しく使い分けることで、より綺麗なボディーが蘇るでしょう。

そこで今回は、この2つの鉄粉除去クロスについて詳しくご紹介していきます。これを見れば、その特徴や使い方がよくわかりますので、ぜひ参考にしていただき、鉄粉除去作業に役立ててください。

1. 鉄粉除去クロスの種類と特徴

冒頭でもお伝えしたように、鉄粉除去クロスには次の2つの目的があります。

  • 鉄粉を除去することができるクロス
  • 鉄粉除去作業の拭き上げ時に使うクロス

一つ目は、特別な加工が施されたクロスで、これ自体に鉄粉を除去する能力があるものです。

二つ目は、普段の洗車時にも使っているようなクロスのことです。これ自体には、強力な鉄粉除去能力はありませんが、上手に利用することで、鉄粉の洗い残しを防ぐことができます。

鉄粉除去クロスと言っても、このように2つの種類があるのです。

一般的には、一つ目のクロスをラバークロス、もしくはクレイタオルと呼びます。二つ目のクロスは、マイクロファイバークロスです。

まとめると、次のようになります。

  • ラバークロス、クレイタオル・・・鉄粉除去が目的
  • マイクロファイバークロス・・・鉄粉の洗い残しを防いで綺麗に仕上げる

それでは、各クロスについて詳しくご紹介していきます。

2. ラバークロス、クレイタオル

ラバークロスとクレイタオルという2つの言葉が出てきましたが、基本的にはどちらも同じものだと理解していただいて構いません。商品によってその名称が異なっているだけです。

2-1. 特徴やメリット

こちらのクロスは、クロス自体に鉄粉除去効果のある特別な加工がされているのが特徴です。言葉の意味からもわかるように、ラバー=ゴム、クレイ=粘土が加工されたクロスだということです。一般的に、鉄粉除去には粘土タイプのものが使われますが、これとクロスを合体させたようなものだとイメージしてください。

この相乗効果によって、次のようなメリットがあります。

  1. 粘土よりも一度に広い範囲の作業ができて扱い方も簡単
  2. 粘土よりも磨き傷ができない
  3. 繰り返し使える
  4. 鉄粉除去剤が使用できない傷んだ塗装にも負担が少ない

① 粘土よりも一度に広い範囲の作業ができて扱い方も簡単

粘土と比べると、圧倒的にクロスの方が面積が大きくなるため、一度に広い範囲の作業ができることはイメージしやすいと思います。さらに、このクロスでボディーを磨いていくだけで鉄粉が除去できるので、車一台分の作業も非常に簡単にできます。

② 粘土よりも磨き傷ができない

粘土のデメリットとしては、扱いに慣れていないと磨き傷を作ってしまうことです。しかし、このクロスの場合には、粘土よりも操作性が良くなりますし、軽く滑らせるだけでいいので、磨き傷が少なくなります。

③ 繰り返し使える

ラバークロスやクレイタオルは普通のタオルと同じように、水ですすいで洗うことで、繰り返し使用することもできます。粘土のように鉄粉汚れが溜まってきたら買い換える必要もありません。

④ 鉄粉除去剤が使用できない傷んだ塗装にも負担が少ない

最近の鉄粉除去には、粘土を使った方法以外にも、鉄粉除去剤を使った化学的な効果によって、溶かし落とすタイプのものも人気があります。ただし、古い車や塗装の傷んだ車には負担がかかってしまい、使用できない場合があります。ダメージの強い塗装の場合には、粘土でも塗装を剥がしてしまう危険もあります。このような、ダメージの強い塗装の場合には、高度な技術で慎重に鉄粉除去作業をしなくてはなりません。

しかし、このクロスを使えばボディーへの負担が少ないため、傷んだ塗装への使用も可能になります。

2-2. 使い方

こちらのクロスは使い方も非常に簡単です。ボディーとクロスを水で濡らしながら磨き上げていくだけです。しかも、強い力は必要ありません。ボディーを滑らすように動かすだけです。粘土を使ったことがある方なら同じ要領で使えます。

そして、クロスが汚れてきた場合には、水ですすいで洗い流しましょう。粘土とは違い、再び使用することができます。

2-3. デメリット

今まで粘土を使っていた方は、ラバークロスやクレイタオルを使うと、その作業効率の高さに驚かれるかもしれません。今まで、粘土を使った鉄粉除去作業が大変だと感じていた方は、一度試してみる価値はあるでしょう。

ただし、次のようなデメリットもありますので注意してください。

  1. 細かな磨き傷は避けられない
  2. 濃色車には向いていない
  3. 鉄粉除去力は粘土より弱い

① 細かな磨き傷は避けられない

粘土を特殊な加工で織り込んだものがラバークロスやクレイタオルです。そのため、粘土を使った時と同じように、物理的な磨き傷は避けることができません。(ただし、粘土を使った時よりは磨き傷が少なくなります。)傷をつけずに鉄粉を除去したいのであれば、鉄粉除去スプレーなどを使って、化学的に鉄粉を溶かして落とす方が向いています。

② 濃色車には向いていない

黒や紺などの濃色車への使用は向いていません。なぜなら磨き傷が目立ってしまうからです。淡色車(白やシルバー)専用として販売されているものもありますので、購入前には忘れずに確認しましょう。

③ 鉄粉除去力は粘土より弱い

鉄粉除去能力は粘土よりは弱くなります。今まで粘土を使っていた方の場合には、その効果に満足できないかもしれません。特に、下地処理として鉄粉除去をする場合には、粘土を使った作業も必須と言えるでしょう。

ただし、粘土と比べると作業効率が高くなりますので、簡単な鉄粉はクロスでさっと拭き取り、頑固な鉄粉は年度を使うという具合に併用してもいいでしょう。

また、今まで粘土を使って自分で鉄粉除去をしたことがない方であれば、その効果は十分に満足できるでしょう。

3. マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは、今までも洗車などで使っている方が多いでしょう。磨き傷が残りにくいクロスとして認識されていると思います。しかし、正しく使用することによって、鉄粉の洗い残しを防ぐことができ、綺麗に仕上げることもできます。

今までにも使っているという方も、改めてその効果を確認していきましょう。

3-1. 特徴やメリット

マイクロ(micro)とは、「100万分の1」を意味する単位のことです。ファイバー(fiber)とは「繊維」を意味します。つまり、マイクロファイバークロスとは、非常に細かい繊維で作られたクロスということです。一般的には、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維が使われています。

カーケアにマイクロファイバークロスを使うメリットとしては、次のようなものがあります。

  1. 柔らかい繊維で磨き傷がつきにくい
  2. 吸水力が高いので効率的な洗車ができる
  3. 汚れを落とす効果がある

① 柔らかい繊維で磨き傷がつきにくい

人間の場合でも、柔らかくてフワフワしたタオルの使い心地がいいように、マイクロファイバーは車のボディーにとって優しい作りになっています。

それは、一つ一つの繊維が非常に細く、密度も高いからです。そのため肌触りが柔ららかく、車のボディーに磨き傷がつきにくいのです。

② 吸水力が高いので効率的な洗車ができる

細い繊維が密集していることによって、吸水力が高くなります。スカスカのシポンジよりも、密度の高いスポンジの方が吸水力が高いのと同じです。

洗車後に水分を吹き上げる時に使えば、素早く水を吸収してくれるので、素早く作業ができます。

③ 汚れを落とす効果がある

傷がつきにくいことや、吸水力が高いというメリットについては、すでにご存知だった方が多いと思います。

しかし、3つ目の、汚れを落とす効果は意外と知られていないと思います。

マイクロファイバークロスは、木綿タオルなどと比べると、繊維の数が非常に多くなっています。そのため汚れをかき取る効果もあるのです。

例えば、繊維の数が30本のタワシと、300本のタワシなら、どちらの方が汚れを落とせるでしょうか。当然1万本のタワシです。繊維が30本のタワシでは隙間だらけだからです。

つまり、一般的なタオルなどと比べると、圧倒的に繊維数の多いマイクロファイバークロスは、鉄粉もかき取ることができるということです。鉄粉除去作業の仕上げとして利用すれば、洗い残しを防ぎ、綺麗に仕上げることができるのです。

ただし、マイクロファイバークロス自体には、頑固な鉄粉までかき取るほどの力はありません。そのため、他の鉄粉除去剤と併用する必要があります。

3-2. 効果的な使い方

先ほどお伝えしたように、マイクロファイバークロスは、ボディーにこびりついている鉄粉を取り除くことはできませんが、ボディーから浮き上がっている鉄粉なら綺麗にかき取ることができます。

つまり、まず鉄粉除去剤を利用して、鉄粉を浮き上がらせる必要があります。そのためには、鉄粉除去スプレーがおすすめです。

スプレーを吹きかけると、鉄粉との化学反応によって溶け出します。つまり、こびりついていた鉄粉が浮き上がってくるようなイメージです。この状態でホースや高圧洗浄機などを使って洗い流せば、頑固な鉄粉を洗い流すことができます。そのあとは、すすぎ残しがないように通常の洗車を行います。

洗車の最後の水分を拭き取る時に、マイクロファイバークロスを使用します。これで、洗い残されていた鉄粉まで綺麗にかき取れるということです。

作業工程をまとめると、次のようになります。

  1. 鉄粉除去スプレーを吹きかける
  2. 化学反応で鉄粉が浮き上がる
  3. ホースや高圧洗浄機で洗い流す
  4. 洗車する
  5. マイクロファイバークロスで拭き上げる

3-3. デメリット

ボディーを傷つけずに鉄粉を除去することを考えると、鉄粉除去剤とマイクロファイバーの併用がおすすめです。

ただし、次のようなデメリットもあります。

  1. 作業工程が増える
  2. マイクロファイバークロス選びが重要

① 作業工程が増える

ラバークロスやクレイタオルの場合には、ボディーを軽く磨くだけでいいのに対して、この方法では作業工程がいくつもあります。そのため、作業の手間や時間がかかってしまいます。

とにかく早く済ませたい場合には、ラバークロスやクレイタオルを使用するといいでしょう。

手間はかかってもボディーに傷をつけたくないという場合には、除去剤とマイクロファイバーの併用がおすすめです。(手間といっても、一つ一つの作業は難しいものではありません。作業工程が多くなるということです。)

② マイクロファイバークロス選びが重要

最近は数多くのマイクロファイバークロスが販売されていますが、その性能には格差があります。マイクロファイバーと謳っていても、木綿タオルと変わらないような粗末なものもありますので、購入時には注意が必要です。

4. まとめ

鉄粉除去クロスには、2つの種類があります。

一つ目は、クロス自体に鉄粉除去能力のあるラバークロスやクレイタオルと言われるものです。このクロスでボディーを磨くだけで、鉄粉除去ができます。非常に簡単に鉄粉除去が可能ですが、粘土と同じように小さな磨き傷はできてしまいます。

二つ目は、マイクロファイバークロスです。このクロスには、鉄粉などの汚れをかき取る効果もあります。ただし、ボディーにこびりついている鉄粉を除去する能力はないため、鉄粉除去スプレーなどと併用する必要があります。そうすると、ボディーに傷を付けずに鉄粉除去ができます。

どちらのクロスも、その効果や使い方を正しく理解していただければ、鉄粉除去を効率的にする便利な道具です。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、効果的な鉄粉除去作業に役立ててください。

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ABOUT監修・執筆

里見昌幸

ラスコジャパン開発部 部長

車業界20年。自動車オイルメーカーや自動車塗装業、カー用品全国NO.1店などを経験し独立。高級車や旧車をさらに魅力的に大切にキープする方法にフォーカスする。2007年に立上げた「極み洗車の匠」は、ランボルギーニ、フェラーリ、ベントレー、マセラティ、ポルシェ、アルピナ、BMW、アウディ、アルファロメオ、レクサスなど、コーティング後の劣化やキレイにならない洗車で困っている、意識の高いクルマ好きの最後の駆け込み寺的にもなっている。