Audi S5 Sportback にガラスコーティングを施工しました

Audi S5 Sportbackへのガラスコーティング施工の依頼をいただきました。ご購入から2年が経過し、「最初の美しさがなくなってきた」とのお客様の声から一生懸命施工させていただきました。施工のポイントについて詳しく解説します。

1. ボディへのディテーリング

まずは入念な洗車からスタートします。この車両には撥水シャンプーが何度も施されている様子でした。撥水シャンプーは水弾きのパフォーマンスが楽しめる一方で、場合によっては車両の美観を損なうことがあります。

例えば、汚れが残ったままシャンプーをすることで汚れが閉じ込めら、シャンプーを繰り返す度にレイヤー状となりかえって汚れが落としづらくなり個人では落としきれなくなることもあります。

また撥水性はその特性からボディ上に水が残りやすくなります。そのためラストコーティングでは親水性に設計されたガラスコーティングを起用しています。

そのほか、多量のシャンプーを使用する場合には隅々まで水切りをすることをおすすめしています。シャンプーが隙間に残留したり、目には見えないシャンプーがボディに残っていることがあります。これが後に、雨が降った時など汚れを巻き込みながら乾くことで一つ時の黒い汚れとして現れることがあります。こうした汚れを防ぐには、泡切れのよいものを使用ししっかりと洗い落とすか、シャンプー使用量も最小限にすることで対策をすることができます。

今回のAudi 5Sも同様に、撥水シャンプーがレイヤー状になっていました。新車の時の美しさが損なわれた気がするのも無理はありません。細かな水垢もボディ全体に残っていれば遠目にもわかるものです。

2. Audi 5S ナバーラブルーメタリックへのポリッシングプロセス

入念な洗車を行ったら次は磨きのプロセスです。特にブルーは職人の腕が試されるボディカラーです。深い青を美しく表現するために丁寧に磨きこんでいます。

プレスライン(ボディに描かれるデザインされた凹凸)もはっきりと描かれ、ここに5Sのかっこよさが潜んでいます。このボディに秘められた美しさを磨きにより表現していきます。

磨きこみはラストコーティングでは特に大事な工程としてしっかりと時間をかけ、ご依頼いただいたクルマ一台一台と向き合っています。

「もっとも美しい状態でお届けする。」をモットーに一台の作品を手がけています。

3. ガラスコーティングの塗り込み

クルマの表情を作り込んだら、いよいよガラスコーティングを塗り込んでいきます。ボディには当然洗車時や磨き時使用したケミカルが残っていない状態まで十分に脱脂しています。

3-1. 完全無機質のガラスコーティングでなくてはならない理由

ラストコーティングのガラスコーティングは完全無機質のガラス被膜が形成されるよう設計しています。その理由は、『紫外線で剥がれない』ようにするためです。

3-2. ガラス系コーティングとガラスコーティングの違いは?

わかりやすく解説すると、不純物が入っているか否かの違いと言えます。ガラス系コーティングには、艶出し演出のためのシリコンなどの樹脂や、汚れ防止のためのフッ素を混ぜ込むことでパフォーマンスを発揮しています。

もしもデメリットがあるとすれば、短期間のうちに紫外線で剥がれてしまうことです。有機物質が入っている以上これは防ぐことができません。特に青空駐車でクルマを保管している場合には「半年前にコーティングしたのにパフォーマンスがなくなった?」と感じている方も少なくないはずです。

そのため多くのコーティングでメンテナンスという塗り直しが必要になってきます。

ガラスコーティングと表記されている場合でも、樹脂やフッ素など有機物質が入っていることも多く、中には明記していない製品や無機質を謳いがなら艶出し成分の樹脂が入ってる製品も出回っています。

これら有機物質が含まれていることが悪いわけではありません。コーティング剤を取り扱う業者がユーザーに誤解が生じるように伝えている背景に違和感を覚えるのです。

完全無機質のガラスコーティングを作るのは不可能とさえ言われてきましたが、クルマ愛好家にきっと満足いただけるようなコーティング剤を作ることができました。

3-3. ブルーのボディがより映えるコーティング

ラストコーティングの特徴の一つに、『より深い色味なる』ことがあげられます。とくに今回のAudi 5Sのように深く鮮やかなブルーには特に有効です。

艶出し演出のための樹脂を含まない、純粋なガラスの輝きのためより自然で美しい表情になります。

マット塗装にもコーティングできますか?
はい、できます。ラストコーティングは自然で美しい艶も魅力ですが、マット塗装への施工をした場合には質感を損なわず、マットのつや消しのまま表情を変えることなくコーティングできることも特徴の一つです。

3-4. ヘッドライトへのコーティングで黄ばみを防止できます

ヘッドライトの黄ばみが気になったことはないでしょうか?ヘッドライトの黄ばみの原因は樹脂素材のポリカーボネートが紫外線による劣化現象です。ラストコーティングは紫外線を80%カットするため黄ばみを抑止することができます。

3-5. ボディーカラーの色褪せ対策も紫外線カットが有効

どれだけ大切に乗ったとしても紫外線を避けることはなかなかと困難です。紫外線のダメージを受けるのはヘッドライトなどの樹脂パーツだけではありません。ボディ塗料も紫外線によるダメージを受け色褪せしていきます。

ラストコーティングでは、できるだけ長く楽しんでいただくために、紫外線では剥がれないコーティングが、さらに紫外線のダメージからも守ることでより充実したカーライフお届けしたいと考えています。車愛好家の視点からお役に立てる製品開発を心がけています。

3-6. ホイールコーティングでブレーキダスト汚れを大幅に軽減

スポーツ走行を重視した車両、また欧州車などはとくにブレーキダスト汚れが気になります。走行を重ねるほど汚れが目立ち、かつ洗車も手間がかかります。

ホイール専用コーティングは、鉄粉が刺さりにくい設計にしています。そのためブレーキダストもつきにくく洗車も従来よりもはるかに楽に行うことができます。

3-7. ブレーキキャリパーの汚れ防止

ホイールの中で密かに存在感を放つのがブレーキキャリパーです。デザイン上アクセントが効いてるポイントでもありますがやはり汚れを落とすのに一苦労するパーツでもあります。手が届きにくい箇所でもあるため、ホイールと一緒にコーティング施工することで洗車が楽になります。

3-8. 欧州車メッキモールの錆び対策

Audiをはじめ、ドイツ製の車両に施されたメッキモールは経年とともに白いもやがかかってきます。錆びの一種ですが、一度ついてしまうと簡単には落とせません。また交換も安価なわけではありません。4枚ドアとなるとなおさら高額となることもあります。

なにより美観を損なうためメッキモールの錆び対策を検討している方も多くいらっしゃると思います。私たちのガラスコーティングは、錆びにも強いことが証明されています。

「何度落としても錆びついた」「シール保護でも際の汚れが気になる」などメッキモールで悩んできた方には特に重宝していただいております。

3-9. マット素材へのガラスコーティングでも質感は変わりません

マット塗装もクルマのデザインに多く起用されていますが、こうしたつや消しパーツにも安心してガラスコーティングを施工しクルマを保護することができます。

完全無機質のガラス被膜が覆っているはずなのに艶がでないのはなぜなのでしょうか?それは分子レベルで凹凸に追従し被膜が定着しているからです。この被膜形成の仕方に美しさを演出する秘密があると言っても過言ではありません。

だからこそ、ボディも慎重に丁寧に磨き微細な表情を作り込んでいく必要があるのです。

3-10. 内装(インテリア)へのガラスコーティング

外装へのコーティングもさることながら、カーライフにおけるそのほとんどの時間をじつは室内で過ごしています。室内の美しさもまた鑑賞して楽しいポイントです。

ハンドル、シフト、ドアパネルなどに設えられたレザーにもガラスコーティングが可能です。レザーコーティングの特徴は、紫外線による劣化を抑制できるだけなく、カビ発生をも抑制できる設計です。

またダッシュボードやパネル類など樹脂パーツには当然おすすめです。特に手が多く触れるという意味では、液晶画面へのコーティングもおすすめです。指紋の痕も楽に拭き取ることができます。

Audi S5 への施工を終えて

ボンネット、そしてサイドに流れる細いプレスラインが美しいクルマです。ボンネットからサイドにかけては、最初に描いたデザインに近くなるよう無駄な線が少なくなるようにボンネットとサイドのラインが一体化したデザインになっています。

プレスラインはクルマの表情を作り上げる上で非常に重要なポイントです。この細くも力強い線の描かれ方にAudiらしさを感じられます。だからこそデザイナーが最初に思い描いた『らしさ』を読み取りながらオーナーが目にするたび喜びを感じられるように仕上げていきました。

より深くなったブルーの発色が静かに輝いている眺めは何度見ても飽きがきません。お客様へのお引き渡しの際も、喜んでいただいたご様子に一安心です。

お客様に美しいと感じていただけるクルマをまた一台、世に送り出せたこと幸いです。数多くあるお店の中から私たちをお選びいただき本当にありがとうございました。

Audi S5 Sportback ギャラリー