装甲車の運転に必要な免許と普通免許で装甲車に乗る方法

装甲車を運転するためには、どんな免許が必要になるのでしょうか?

自衛隊員の場合には、大型特殊免許車両MOSの2つの免許、資格が必要になります。

また、民間人でも装甲車の運転が可能です。国内でも個人が所有している装甲車にナンバープレートを付けて公道を走らせている方がいるのです。

この場合、装甲車の条件によっては「普通免許」で運転することができます。

今回は、その詳細をお伝えしていきます。

1. 装軌装甲車の運転には「大型特殊免許(大特)」が必要

装軌(そうき)とは、一般的にキャタピラと言われるもののことで、履帯(りたい)・無限軌道とも言われます。装軌装甲車といえば、キャタピラのついた装甲車のことを指します。

そして、この車両を運転するためには、大型特殊免許(大特)が必要になります。

1-1. 大型特殊免許(大特)とは

大型特殊免許(大特)とは、ショベルカーやクレーン車などの大型特殊自動車で「公道」を走るために必要な免許になります。

(ちなみに、例えば3トン以上の大型ショベルカーの場合、ショベルカーを扱うための資格である車両系建設機械運転技能講習も別に必要になります。)

大型特殊自動車とは、

  • 全長:12m以下
  • 全幅:2.5m以下
  • 全高:3.8m以下

このような車両が該当し、具体的にはショベル・ローダ、ホイール・クレーン、フォーク・リフト、ロータリ除雪自動車などになります。

また、装軌(履帯・無限軌道・カタピラ)を有するものも大型特殊自動車に該当します。そのため、装軌装甲車を運転するには大型特殊免許が必要になるのです。さらに、戦車の場合も大型特殊自動車に該当します。

1-2. 機甲科隊員は大型特殊免許(大特)の取得が必須

自衛隊の中でも戦車などの車両を扱う機甲科では、大型特殊免許の取得が必須となっています。また、機甲科隊員は装軌装甲車を使って免許を取ることが多く、免許証には「大特車はカタピラ者に限る」と記載されます。

さらに、一般人が大型特殊免許を取得するには、「21歳以上、免許期間3年以上」という条件がありますが、自衛隊員は普通免許を持っていなくても、いきなり大型特殊免許が取得できるという特徴があります。ただし、公道で運転できるのは自衛隊車両に限ります。

1-3. 特技区分(MOS)の取得も必要

自衛隊員には特技区分(Military Occupational Spesiality;MOS)という自衛隊の資格制度があります。装甲車や戦車を運転するためには、大型特殊免許に加えて車両に関するMOSを取得しなくてはなりません。

これは、先ほどのショベルカーの場合でお伝えしたような車両系建設機械運転技能講習に該当するような資格と考えていただければいいでしょう。

つまり、自衛隊員が装甲車を運転するには、

  • 大型特殊免許(公道走行するための免許)
  • 車両MOS(任務を遂行するための装甲車の扱い方)

この2つの免許・資格が必要になります。

2. 民間人も「普通免許」があれば装甲車に乗れる?!

ここまでお伝えしたことは、自衛隊員が装甲車を運転するための免許になります。一方で、民間人でも「普通免許」があれば装甲車を運転することができます。

ただし、普通免許で運転できる装甲車には条件がありますので、詳しく確認していきましょう。

2-1. 「普通免許」でも運転できる装輪装甲車

自衛隊員の場合には、装軌車両(キャタピラのついた車)を運転するために大型特殊免許が必要でした。しかし、装甲車の中には装輪式と言われるタイヤが装着されている種類もあります。

そして、この種類の装甲車であれば、普通免許でも運転できる可能性があるのです。

・免許の種類と運転できる車

この表にあるように、

  • 車両総重量:3.5トン未満
  • 最大積載量:2.0トン未満
  • 乗車定員:10人以下

この条件を満たし、小型特殊自動車、大型特殊自動車、自動二輪車に該当しないものは普通自動車となり、普通免許があれば運転できるのです。(道路交通法)

つまり、タイヤの付いた装輪装甲車が上記3つの条件を満たした場合、普通自動車の範疇となり、普通免許で公道を走らせることが可能になるのです。

2-2. 公道走行に特技区分(MOS)の取得は不要

また、個人が所有している装甲車で公道走行する場合には、MOSの取得は不要です。こちらは自衛隊員のための資格であり、公道走行するだけであれば必要のないものだからです。

また、当然ですが、武装されている装甲車を個人が所有することはできないため、MOSは不要なのです。

ただし、実際に装甲車で公道に出るためには、道路法に定められている車両条件を満たしたり、道路運送車両法が定める保安基準、つまり車検に通さなくてはなりません。詳しくはこちらでチェックしてください。

3. 装甲車の運転に必要な免許の種類まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、自衛隊員と民間人に分けて装甲車の運転に必要な免許についてご紹介してきました。

自衛隊員の場合には、大型特殊免許と車両MOSの取得が必要になります。

民間人の場合には、装甲車のサイズによっては普通免許でも公道を走らせることができます。ただし、これは「免許」だけのことを考えた場合の条件です。

公道で走るためには、車検に通してナンバープレートが取得できるような整備・改造が必須になります。つまり、免許だけではなく公道走行可能な車両条件を満たさなくてはならないのです。

詳細は、「装甲車で公道を走るための5つの手順!購入から車検までの実践編」でお伝えしていますので、ぜひこちらも確認してください。

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